おやこリンクサービスの思い

2002年、当時シングルマザーだった私はNPO法人Winkというひとり親支援の団体を立ち上げて児童扶養手当の改正の反対運動に取り組んでいました。

当時の改正案は私にとっては改悪案でした。

減額はさることながら、最も気になったのが「養育費を児童扶養手当の算定に含む」という案でした。養育費は子どもの権利なのに?と思いました。

 

その時に養育費の支払い率が2割にも満たない現実も知りました。

離婚したら離れて暮らす親が責任を持たない国だと実感。

当時は私も2人の子ども達の養育費を貰えないシングルマザーで、こちらから求めても面会交流も拒否、そんな事情でした。

 

「親がなくても子は育つ」

そうはいっても、本来なら両親が揃っての子育てが理想です。

父親がいないことで2人の子ども達には嫌な思いや、不自由な思いをさせてきたと思っています。

だからこそ、養育費や親子交流が継続的に実施されるような世の中になってほしいという思いでこのサポートを続けています。

 

NPO法人Winkの時代に立ち上げたこのサービスは、独立法人化して現在は運営されています。すでに30年近い実績があります。

 

この間、沢山の親子の交流を支援してきました。

ベビーカーに乗ってお父さんに会いに来ていた子が中学生になって、私たちの支援から卒業していく時など灌漑深いものがありました。

長期にわたる支援もあれば、早期に自立して自分たちで交流ができるようになるケースももちろんあります。そちらを目指して支援しています。

 

私達は離婚後の親子交流に関わることで、親御さんと一緒にお子さんの成長を見守り、新しい家族の絆の形成に良い形でかかわれることがこの支援のすばらしさだと感じて、使命をもって活動しています。

 

おやこ交流の第三者機関は沢山あります。

料金・対応時間・地域・利便性など選択の基準は様々かと思いますが、当団体を選ぶ時には心理カウンセラーがご家族に寄り添って、離婚後の親子関係を支援することに力を入れている団体という認識でお選びいただけましたらと考えています。

ご両親とお子さんにしっかりと関わり、丁寧にお付き合いしていく方針で行っています。

 

おやこリンクサービス代表 新川てるえ