別れた相手への恨みと面会交流(おやこ交流)
「変えられない過去」を手放して幸せを選ぶ
おやこリンクサービスでは、日々多くの親御さんと面談を重ねていますが、その中で強く感じることがあります。
それは、「別れた相手への怒りや恨みが消えず、どうしても子どもを会わせたくない」と、過去の苦しい感情をぎゅっと握りしめ続けている方が少なくないということです。
2026年に共同親権が導入されて以降、
「法律で決まったから交流させなければいけないのか」
「相手に親権を持たせたくない」
といった葛藤や焦りから、かえって元パートナーへの警戒心や過去のわだかまりが再燃してしまうケースも増えています。
理不尽な思いをされたお気持ちは本当によく分かります。しかし、カウンセラーとしての私が「選択理論心理学」の視点で見ると、この思考パターンを握りしめ続けている限り、自分自身が幸せになることはできません。
その理由は大きく2つあります。
1. 「変えられないもの」にエネルギーを奪われている
心理学において、「過ぎ去った過去の出来事」や「元パートナーの性格・行動」は、自分が直接コントロールできない領域(変えられないもの)です。
相手を変えようとしたり、過去の恨みに囚われ続ける状態は、自らストレスと苦しみを選び続けているのと同じです。あなたの貴重な時間とエネルギーが、過去に奪われてしまいます。
2. 子どもの「基本的欲求」と自分の感情の混同
子どもにとって、離れて暮らす親からも愛されていると実感することは、心を満たす大切な「愛・所属の欲求」です。 親の恨み(親自身の課題)によって交流を拒んでしまうと、結果として子どもの健全な心の成長や笑顔の機会を奪うことになり、同居親御さん自身の安心感も遠のいてしまいます。
相手のためではなく、「自分と子どもの未来」のために
手放すということは、「相手を許してあげる」ことではありません。 「自分とお子さんが、これからの未来をご機嫌に笑顔で生きていくため」に、重すぎる過去の荷物を降ろすということです。
「変えられない元相手」への執着を手放し、「今、自分が子どもに注げる愛情や楽しい時間(自分で変えられる行為)」に焦点を移すこと。それこそが、親にとっても子どもにとっても、本当の幸せをつかむ第一歩です。
葛藤が強いときこそ、私たちサポーターという中立な第三者を頼ってください。
私たちの支援では心理カウンセラーがサポーターを担っていますので、苦しい時には遠慮なくご相談ください。
あなたが過去から自由になり、お子さんと前を向いて歩めるよう、心を込めて伴走いたします。
新川てるえ
