子供が面会交流を拒否しています。それでもさせた方がいいのでしょうか?
お子さんが面会交流を拒否する理由には様々あります。

子どもが一緒に住んでいる親(監護親)への気遣いから面会を拒否する場合も多くあります。監護親が面会交流を快く思っていないことを感じていて、親を悲しませたくないことから面会交流を拒否するなどです。

<親が言葉や態度に出していないつもりでも、子どもは親の気持ちを敏感に感じ取り、察してしまうものです。そのため、親に遠慮していないかを踏まえて、子どもの気持ちを十分に理解する必要があります。

また、離婚前の親の喧嘩を目の当たりにしてしまい、暴力や暴言などにおびえている場合も面会交流を拒否します。

いずれにしても「子どもが嫌がっているから」という理由だけで、一方的に面会交流を拒否することはできません。相手が家庭裁判所に訴えて、履行勧告を出されたり、間接強制をされたりすると罰則が発生します。 子どもが幼い場合には、子どもが会いたくないと言っていてもなかなか子どもの意思が尊重されることはありませんが、小学校高学年になると子どもの意思が尊重されるようになります。 面会を拒否したい場合には、無視や一方的に拒否するのではなく、きちんとした手順で話し合いをするようにしましょう。

おやこリンクサービスでは、お子さんが面会交流を嫌がっている場合には、最初は直接的な面会を避けて、子どもが慣れるまで手紙やメール、ZOOMなどを使った間接的な面会交流からスタートすることも考慮に入れていただきアドバイスをしています。